私たちの生活を支えている精密機器

実際に存在する精密機器

モノづくりに利用される精密機器

作品や製品を作る際にも精密機器は多く使用されています。
たとえば、印刷の分野。
街中で見かけるポスターやチラシ、看板や建物のバナーなど、大きなものも印刷されたシートを貼る事で成り立っています。
このような印刷物には、スキャナーやCAD機器、デジタルプリンター、そして3次元データをもとに立体物を作り出す3Dプリンターなど、用途に合わせてさまざまな精密機器が存在していることでしょう。
また、金属・ガラス・石材などいろいろな素材を切断したり溶接したりすることができるレーザー加工機や超音波加工機といった工作機器は、サイン制作をはじめさまざまな製造の分野で活躍しています。
高精度な加工を制御する機能が備わっており、多様な素材に対し精密な加工ができるという特徴があります。

医療や研究の現場で活躍

精密機器の中でも検査や測定に用いられる機器は、医療分野や研究施設で活躍しています。
医療機器として代表的なものとしてCT、MRIといった検査機器でしょう。
それ以外にも、最近手術跡が小さく、手術時間も短くて注目を集めている内視鏡や、定番の検査機器である心電計・脳波計・人工呼吸器・ペースメーカーなども、医療にかかわる精密機器の一つ。
研究施設などでは、分析や測定には多くの精密機器が用いられています。
たとえば、粒子径や分子量を測定する光散乱光度計や加熱による物質の物理的な変化を測定する、熱分析装置・光学顕微鏡・電子顕微鏡です。
立体の寸法を高精度に測定する三次元測定機にも利用されています。
このように、非常に高度で専門的な機器が多く使用されていると言えるでしょう。


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