私たちの生活を支えている精密機器

精密機器の取り扱いには注意が必要

保管上での温度や湿度への配慮

精密機器は一般的に湿度や温度の影響を受けやすいので、湿気がこもり、温度が上がりやすい高温多湿のスペースでの保管は避けましょう。
中でも湿度については深刻で、構造上さびやすい材料が使われている場合、湿度が50%を超えるような状況下ではサビや腐食を起こす可能性があります。
一方湿度40%以下の乾燥した状況下では、静電気による電子回路へのダメージというリスクを伴います。
よって、温度は18~26℃、湿度は40~50%の環境をキープするよう心がけることが必要です。
また、微細なホコリやチリも精密機械の大敵。
機器内部に侵入すると故障やトラブルの原因になります。
いつも、周りの環境を清潔に保っておくことが大切です。

精密機器を動かすときは

ノートパソコンやポータブルが前提の機器であれば、多少の外的衝撃などには耐性があります。
しかし、大型の精密機械や本当にデリケートな機材の場合、揺れや衝撃により内部で不具合やトラブルが発生してしまう危険性も。
精密機器の輸送に際しては、可能な限り振動や衝撃を緩和する施策を講じましょう。
たとえば運搬用の車両にエアサス車を選んだり、梱包材料を工夫して振動や衝撃を和らげるよう心がけること。
そして、集荷や積み替えといった荷物を移動させる時の人的な作業に対して配慮を心掛けることも大切です。
輸送を業者に依頼する際には、破損や内部へのダメージを回避するノウハウを持っている業者を選定するというのも一つの方法でしょう。


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